今回の旅行にはフジのFinepix X100の他に、パナソニックのGF3+14-42mm
F3.5-5.6も持って行きました。
旅行でのX100の使用感を先日書いたので、GF3についても書いてみます。
まず、GF3の良いところですけど、何と言っても小さく、軽いところ。
GF1に比べたら、丸みを帯びたデザインになり、ホットシューがないとか
モードダイヤルがないなど、女性向け、初心者向けのカメラになったので、
評価しない人もいますけど、個人的には小さくなったのはすごく良いと思って
います。
マイクロフォーサーズなので、APS-Cに比べちゃうと画質は劣るけど
(特に、ISO感度を上げたときや、ラチチュードの面で)、コンデジよりは
ずっと良いです。
起動はX100に比べたら速いです。(X100が遅すぎ)
画質に関しては、自分の期待値がそれほど高くないこともあって(このサイズ
だから割り切っている)、充分合格点をあげられると思っています。
サブカメラとして持って行ってはずだけど、撮影枚数としてはX100より
GF3で撮った写真の方が多かったです。
タッチパネルの操作も便利で良いです。
モードダイヤルがないのはやっぱりちょっと不便です。
9割方は絞り優先で撮るけど、たまにカメラ任せだと露出がひっぱられて思う
ようにいかないときに、メニューから呼び出して・・・とするしかないので、
少しまだるっこしいです。
あと、すごく不満なのは、撮影時の背面液晶に表示されるのは、実際の写真
どおりでの露出じゃないこと。
カメラの露出が自分の好みと合うとは限らないから、マニュアル露出で撮影する
こともあるけど、液晶は、見やすいように勝手に「適正露出」してくれるので、
そのことを忘れて撮影して、完全にアンダーの写真を量産してしまうことが
あります。
同じミラーレスカメラでも、ソニーのNEXでは、実際に今、設定されている値
で撮ったらこうなるっていう明るさの画像を液晶に表示するので、これではダメ
だと思えば、撮影前に設定値を変えることができます。
GF3だけじゃなくて、パナソニックはGF1のときから同じ仕組で、そのこと
を忘れて、撮影前の液晶で普通に見えているから、これで大丈夫と信じて撮ると、
完全にだまされます。
マニュアル露出アシストという目盛りで適正露出なのかの目安は出るけど、
それが正しいとは限らないし、目盛りのことを見ないで撮っちゃうこともあります。
シンプルに、今撮ったらこうなるという明るさをそのまま液晶に表示してくれたら
いいんだけど・・・。
好みで機能(設定)を変えられるのだったらまだ良いけど、変更できないのも
困りものです。
まあ、それ以外には不満はないですし、旅行には適しているカメラだと思うので、
また来年旅行に行くときには持って行く可能性が高いです。
レンズについては、使わないときにはかなり短くなるし、ズームのわりに軽めで、
手ぶれ補正もついているので、まあまあ良いレンズかなあって思います。
フードが付かない(付けたら、ケラれる)ので、逆光時にフレアは出やすい方だと
思います。フレアが出にくいコーティングしてあると言っても、フードがないの
では、どうかなあって思います。