先日カメラマン仲間といっぱい話したときにの話題の1つが、ボケの綺麗なレンズのこと。
写真におけるボケとは、言うまでも無いけど、ピントの合っていない背景。レンズの焦点
(被写界深度)の範囲外に生みだされるぼやけたボヤけた領域の美しさ。
ボケの綺麗なレンズはいろいろあるけど、唯一無比の存在だと思っているのは、
ソニー(昔はミノルタ)の135mmSTF。
私はミノルタ時代に買って、今も持っているし、仲間も同じレンズ(ソニー製レンズ)の
ユーザーなので、そのレンズが最高という認識は同じです。
気に入っているレンズだけど、そんなに頻繁に使っていない最大の理由は、オートフォーカス
の効かない、マニュアル専用レンズということ。
目が悪い私にとって、MFでピント合わせするのはけっこう大変だし、しかも、苦労して
ピントが合わせて撮ったつもりでも、家に帰ってからパソコンで確認するとピンぼけばかりで、
すごくめげてしまって。(苦笑)
あとは開放F値がF4.5と暗いから、135mmという焦点距離だということもあり、明るい
場所、良いお天気のときしか使えないです。(暗い場所や天気が悪い日には、シャッター
スピードが遅くなって手ぶれしてしまう。)
で、先日話したことで、STFのことを思い出して、せっかく持っているのだからと、
久しぶりに使ってみようかなあっていう気になったので、昨日の撮影に持って行きました。
ピント合わせに苦労するレンズなので、順番撮りでカメラマンが何人も待っている
状況だと、気持ちが焦ってしまってダメだけど(笑)、幸い、昨日はカメラマン少なくて、
そんなに焦って撮る心配もなかったから良かったです。
α99で電子ビューファインダーの拡大機能を使いながら撮影しました。
光学ファインダーで1番見やすいと言われているα900も持っていますけど、
やっぱりファインダーを電子的に拡大することもできるEVFの方が、マニュアルで
ピント合わせしやすかったです。
(まあ、それでもピント合わせ苦労しました。)
で、結果ですが、パソコンでチェックすると、ピンぼけ写真もやっぱり多かったです。
でも、一応、ピント来ている写真もぼちぼちありました。
ピントが合って手ぶれしていなくて、ちゃんと撮れていれば、最高のレンズだという
ことを改めて感じました。
まあ、頻繁に使おうとは思わないけど(歩留まりが悪すぎ)、たまに使うのは「あり」
だと思いました。
ちなみに、以前にこのレンズについて書いたこともありましたので、数年に1回、
思い出したように使っているっていう感じかも。(笑)
http://kamon01.exblog.jp/13966657/
今回、STFで撮った写真をアップします。